蛙鳴あめい)” の例文
漢詩では蛙の鳴くことを蛙鳴あめいといい蛙吠あべいというが、べいの字は必ずしも平仄ひょうそくの都合ばかりでなく、実際にも吠ゆるという方が適切であるかも知れないと、私はこの時初めて感じた。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)