“虫食葉”の読み方と例文
読み方割合
むしくいば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高柳君がふと眼を挙げた時、梧桐はすべてこれらの径路けいろを通り越して、から坊主ぼうずになっていた。窓に近くななめに張った枝の先にただ一枚の虫食葉むしくいばがかぶりついている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)