“虫食”の読み方と例文
旧字:蟲食
読み方割合
むしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今、廟堂で天下を争って居る二人は全く違った二人に思えた。このことはすでに荘子を虫食むしばんで来た現実回避の傾向に一層深く思い沁みた。いやな世の中だ。ただただいやな世の中だ、と思えた。
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)