蓑笠さりゅう)” の例文
肌寒い夜風がえりに吹きこんだ。「蓑笠さりゅう——」と彼は口につぶやき、刀を腰におとして袂のなかに腕を組んだ、「——独り耕す石水の浜」
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)