蓊鬱をううつ)” の例文
ただ歳古る木々の梢を交へて蓊鬱をううつたるが、深藍いろの空を噛みて悠遠なる歴史を語らんとする——あに豊公以後三百年とのみ言はむや、連想ははやく吾人を駆つて南北朝に遡り、源平の代に遡りては
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)