荒海藻あらめ)” の例文
その身なりも名和一族のきらびやかにひきかえて、彼は島以来の荒海藻あらめにひとしい囚衣のままだし、もとよりかむりはいただかず、蓬頭垢面ほうとうくめんそのものだった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)