茂登もと)” の例文
ことに由利江の生母が亡くなった当時、それは彼女が十二歳になった初夏のことであるが、金之助の母の茂登もと女は由利江をあわれむ余り家へつれて来て、百日ばかりそばに置いて世話をした。
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)