艶消玉つやけしだま)” の例文
われら神聖なる哲学の徒は彼らの抱ける善の玉のいかに不純不透明にして雑駁ざっぱくなる混淆物こんこうぶつを含みおるかを示して、雨に濡れたる艶消玉つやけしだまの月に輝く美しさを探ることを教えねばならない。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)