へさき)” の例文
また船のへさきの方に我は顔して坐りなどする者をば将監様とよぶ。これは江戸の頃の水の上のつかさ向井将監にかけて云へるにて、将監のやうに坐りて傲り高ぶれるといふ意なるべし。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)