“船坂”の読み方と例文
読み方割合
ふなさか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越前船坂ふなさか称念寺しょうねんじの僧である。文通などしたことがあって、わずかに知り合っている仲ではあったが、頼って行ってみた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
播州ばんしゅう備州の境、帆坂ほさか船坂ふなさかの二つ峠は山陽道第一の悪路です。輦輿の人馬もそこでは行きなやむにちがいなく、かつはみな東国勢のこと、道は不案内にきまっている。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)