至元丁丑しげんていちゅう)” の例文
ちょうど元の順帝の至元丁丑しげんていちゅうの年のことで、恐ろしい兵乱があった後の郊外は、見るから荒涼を極めて、耕耘こううんする者のない田圃はもとの野となって、黄沙と雑草がまだら縞を織っていた。
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)