胎蔵たいぞう)” の例文
が、それはとにかく——(上人の手紙は取意の事)東京の小県へこの来書の趣は、婦人が受辱じゅにく胎蔵たいぞう玻璃はりを粉砕して、汚血おけつを猟色の墳墓に、たたき返したと思われぬでもない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)