羃々べきべき)” の例文
一つのすねくわえて左右から引き合う。ようやくの事肉は大半平げたと思うと、また羃々べきべきたる雲をつらぬいて恐しい神の声がした。「肉の後には骨をしゃぶれ」と云う。すわこそ骨だ。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)