絶望つまらん)” の例文
四度目にはもう絶望つまらんちいうて棺桶へ入れられかけた事もあります。私の兄貴分の大惣だいそうナンチいう奴は棺の中でお経を聞きながらビックリして、ウウ——ンと声を揚げて助かりました位で……イエイエ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)