いりよね)” の例文
この頃の旱魃かんばつと虫害で、米価があがり、隣境からいりよねがこなくなって、餓死人が出来たので、倉を開いて賑わしたが、元価を取りて利益を取らず、また粥を焚いて貧民をすくったので
富貴発跡司志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)