粗相そゝう)” の例文
老来ろうらい量を節してはいても、もと/\下地したじは好きな方で、過せばいくらでも過せる国経は、今宵は自分が主人役として容易ならぬ人を迎え、粗相そゝうがあってはならぬと思うところから
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)