“籠坂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かごさか50.0%
かござか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿場を出はづれると直ぐ、右に曲り、近道をとつて籠坂かごさか峠の登りにかかつた。おもひのほかに嶮しかつた。酒は発する、息は切れる、幾所いくところでも休んだ。
木枯紀行 (新字旧仮名) / 若山牧水(著)
籠坂かござか峠へかかろうとするころ、とつぜん、重い足音がうしろに迫ってきて、四人の男がキャラコさんをおしのけるような乱暴な仕方で追いぬいていった。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)