竹駒稲荷たけこまいなり)” の例文
部落から六七町ほどの丘の中腹に竹駒稲荷たけこまいなりほこらがあった。秋は黄褐色、冬は灰鼠の色に、春先は暗紫色になり、そして春の終わりから夏の終わりまでは一色の緑をく雑木林の丘だった。
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)