空気兜くうきかぶと)” の例文
僕は空気兜くうきかぶとの中から目をみはった。意外な光景が、前にあった。そこにはあの黒ずんだ海水がなかった。水のない空間が、あかるく光っていた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一方、マルモ探検隊の方は、急に日が暮れたものだから、一同はそれぞれ空気兜くうきかぶとのひたいのところにつけてある電燈をつけた。これがつくと、すぐ正面にあるものには光があたって、明るく見える。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)