空惚呆そらとぼ)” の例文
「お濠ばたの石置場で、このあいだまで、茶汲女ちゃくみおんなをしていた娘を、おのれは、何処へ連れて行った。——いいや、空惚呆そらとぼけてもだめだ。なんじが隠したに相違ない」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)