秋篠川あきしのがわ)” の例文
道から右へ折れて、川とも呼びにくいくらいな秋篠川あきしのがわの、小さい危うい橋の手前でくるまを下りた。樹立ちの間の細道の砂の踏み心地が、何とはなくさわやかな気分を誘い出す。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)