矮草帯わいそうたい)” の例文
道は矮草帯わいそうたいへぬけ、さらに裸の砂と岩地にかかった。秀之進はずんずん登ってゆく。休みなしである。足どりはゆっくりしているがさすがにこたえるので、大助の饒舌じょうぜつもだんだん途切れだした。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)