知合しりあ)” の例文
福沢氏とは昔からの知合しりあいですこぶる懇意であったが、新島氏とは久しく会う機会もなく、初めて会ったのは明治十五年であった。
君江は返事にこまって黙ってしまったが、その時ふと、この老人とは女給にならない以前からの知合しりあいで、身の上の事は何も彼も承知している人だから
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)