矢張やつぱし)” の例文
智恵子はそれに就いての自分の感想を可成なるべく顔に現さぬ様に努めて、『兎も角お返事はお上げなすつた方が可いわ。矢張やつぱし梅ちやんや新坊さんの為には……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)