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相背馳
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あいはいち
ふりがな文庫
“
相背馳
(
あいはいち
)” の例文
つまり己の性格の
中
(
うち
)
には、互に
相背馳
(
あいはいち
)
した二つの要素が備わって居たのだ。一面に於いて空想家であった己は、他の一面に於いて常識家であった事は争われない。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
一言すれば二葉亭は能く外国思想に熟していたが、同時にやはり幼時から染込んだ東洋思想を全く
擺脱
(
はいだつ
)
する事が出来ないで、この
相背馳
(
あいはいち
)
した二つの思想の
蹚着
(
とうちゃく
)
が常に頭脳に絶えなかったであろう。
二葉亭四迷:――遺稿を整理して――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
この二人はどうもとても性質が
相背馳
(
あいはいち
)
しているようだからね。
自転車嬢の危難
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
馳
漢検準1級
部首:⾺
13画
“相背”で始まる語句
相背