盗賊猫どろぼうねこ)” の例文
と、くるくるところがつてゐる俺自身が俺にももう恐ろしくて恐ろしくてたまらなくなつた、思はず投げつけられた盗賊猫どろぼうねこのやうにぽんと起き直るとその儘パタパタと二階に駈け上つた。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)