益荒武雄ますらたけを)” の例文
朝廷みかどの大命の畏くて、故郷に残しおきつる妻子の今宵や指かがなへて帰るを待つらむなど、益荒武雄ますらたけをの心ながらも宛ら磯礁いそいはに砕くる白波に似たりけり。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)