そして先達は其間に臨兵闘者りんびょうとうしゃ皆陣列在前かいじんれつざいぜんと唱えながら九字を切り、中座の肩から腕のあたりを撫でるのです、そして握りめている指の硬直が弛むと、先ず御幣を取って自分の衿にさし
木曾御岳の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)