百草園もぐさえん)” の例文
田のくろあか百合ゆりめいた萱草かんぞうの花が咲く頃の事。ある日太田君がぶらりと東京から遊びに来た。暫く話して、百草園もぐさえんにでも往って見ようか、と主人は云い出した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)