白比丘尼しろびくに)” の例文
その中でも多くの書物に載せられたのは、若狭わかさ白比丘尼しろびくにという女であって、八百歳になるまで、美しさは娘のようであったと言われている。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
能登の上戸うえど高照寺こうしょうじという寺の前に、古くは能登の一本木ともいわれた大木の杉がありました。これは八百年も長命をしたという若狭の白比丘尼しろびくにの、昼餉の箸でありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)