痼癖こへき)” の例文
一つ二葉亭は洞察が余り鋭ど過ぎた、というよりもすべてのものを畸形的きけいてき立体式に、あるいは彎曲的螺旋式らせんしきに見なければ気が済まない詩人哲学者通有の痼癖こへきがあった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)