瓦礫かわら)” の例文
その犬とも狼ともつかないものが振返った方角から、ぼろを頭の上からかぶった男がひとり、散乱さんらんした円柱や瓦礫かわらの間を縫って、杖をたよりにとぼとぼと近づいてきた。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)