瑯環瑣記ろうかんさき)” の例文
家はそれほど広くはなかったが、へやという室にはそれぞれ錦の幕をけて、壁の上には古人の書画を多く掲げてあった。つくえの上に一冊の書物があって標題を瑯環瑣記ろうかんさきとしてあった。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)