珠数ずゞ)” の例文
旧字:珠數
菩提樹の実の珠数ずゞ繰りながら十兵衞が埓なき述懐に耳を傾け居られし上人、十兵衞が頭を下ぐるを制しとゞめて、了解わかりました、能く合点が行きました、あゝ殊勝な心掛を持つて居らるゝ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)