物惰ものう)” の例文
貞世は葉子に注意されて物惰ものうげに少し目をそらして倉地と岡とのいるほうを見たが、それがどうしたんだというように
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
寒気のために五臓まで締めつけられたような君たちは口をきくのさえ物惰ものうくてできない。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)