“物惰氣”の読み方と例文
読み方割合
ものうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄は扇をたゝむと、粘氣ねばりけのある落着いた物言ひをして又かう論じ始めた。彼れは顯微鏡のカバーの上のほこりから物惰氣ものうげに眼を兄の方に轉じた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)