“爛熟期”の読み方と例文
読み方割合
らんじゅくき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランスのように人間の可能性を描く近代小説が爛熟期らんじゅくきに達している国で、サルトルが極度に追究された人間の可能性を、一度原始状態にひき戻して
可能性の文学 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
文化生れのこの人は、江戸で生れはしなかったが、江戸の爛熟期らんじゅくきの、文化文政の面影をとどめていた。万事がのびやかで、筒っぽのじゅばんなど、どんなに寒くても着なかった。