燕子花つばめばな)” の例文
足を浸すと、ぬるい湯が黄色い繊毛と共に纏わり、硫黄の香が漂う。花はまだ季節が早いのか、燕子花つばめばなや、赤い蝿取り草ぐらいしか咲いていない。
浅間山麓 (新字新仮名) / 若杉鳥子(著)