無頼者態ならずものてい)” の例文
慌てて手を振る様子に、正吉がひょいと振返って見ると、無頼者態ならずものていの男が三人、——ひとりの娘を手取り足取り奥へ担ぎ込もうとするところだった。
お美津簪 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)