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為合
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しあは
ふりがな文庫
“
為合
(
しあは
)” の例文
旧字:
爲合
己を
為合
(
しあは
)
せだと云つて褒めて、それを自分の老衰に較べた。その
口吻
(
こうふん
)
が特別に不満らしかつた。己は気を着けて聞いてはゐない。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
詰まり両親の言ふ事を聞いてゐた間が、
為合
(
しあは
)
せだつたのです。それをしなくなつた時、為合せといふものが無くなつたのです。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
「さうでしたか。わたくしにはちつとも聞えませんでした。
為合
(
しあは
)
せに耳が遠いものですから。耳の遠いなんぞも時々は為合せになることもありますよ」
笑
(新字旧仮名)
/
ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ
(著)
併しこんなに
為合
(
しあは
)
せな要約が旨く出合つてゐるといふ以上はもうそろ/\均衡が破れさうになつてゐはしないか。
クサンチス
(新字旧仮名)
/
アルベール・サマン
(著)
為合
(
しあは
)
せな事には、丁度モスコエストロオムの潮流と反対した潮流に這入りました。
うづしほ
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
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「難有い
為合
(
しあは
)
せだ」と、水兵は答へた。
猿
(新字旧仮名)
/
ジュール・クラルテ
(著)
為合
(
しあは
)
せな事には、わたくし共がふいと崖の所にボオトが一艘繋いであるのに気が付きました。そこで皆言ひ合せたやうに足を駐めたのです。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
こんな悲しい身の上になつてゐるのですから、大事な方のために尽して上げることが出来れば、それが慰めにもなりませう。あなたが唯お友達になつて下されば、わたくしどんなにか
為合
(
しあは
)
せでせう。
不可説
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
最初ワシリは部落の自治団体から小屋を一つ、牡牛を一疋貰つて、その年に
燕麦
(
からすむぎ
)
の種を六ポンド貰つた。
為合
(
しあは
)
せとその年は燕麦の収穫が好かつた。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“為合”で始まる語句
為合者