“灰身滅智”の読み方と例文
読み方割合
けしんめっち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らはただ仏の説法の声を聞き、煩悩を断じて涅槃に入らんとするもので、灰身滅智けしんめっちを結局の目的としている。すなわち自利の行者である。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
縁覚・声聞ともに自利のみを行じて、灰身滅智けしんめっちを終局の本懐とする者であるから、無上道を求めて仏果をこいねがうの菩薩の徒からみれば、自然にその下位に置かれてある。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)