火気ほとぼり)” の例文
旧字:火氣
曲り角へ来てポストへ手紙を入れる事は忘れなかったけれども、肝心かんじんの森本の安否はこの時すでに敬太郎の胸に、ただかすかな火気ほとぼりを残すのみであった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)