“火室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひむろ50.0%
ファイヤボックス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがの父親もたまりかねたのか、簾をおろし、カーテンを閉めて西日を防いだのは良かったが、序でに窓まで閉めてしまったので、部屋の中はまるで火室ひむろのような暑さだった。
道なき道 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
ずっと腰をかがめたままでする作業だから顔は見られなかったけれど、一杯々々と重ねられる毎に高まる連呼の声は私の鼓膜をたたき、胸をいてくるのである。私は火室ファイヤボックスの中を見守っていた。