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『道なき道』
ふりがな文庫
『
道なき道
(
みちなきみち
)
』
その時、寿子はまだ九つの小娘であった。 父親が弾けというから、弾いてはいるものの、音楽とは何か、芸術とはどんなものであるか、そんなことは無論わかる道理もなく、考えてみたこともなかった。 また、石にかじりついても立派なヴァイオリン弾きになろう …
著者
織田作之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
渡御
(
わたり
)
寿子
(
ひさこ
)
火室
(
ひむろ
)
糊
(
のり
)