灝気かうき)” の例文
旧字:灝氣
そこで山水清閑の地に活気の充ちた天地の灝気かうきを吸ふべく東京の塵埃を背後うしろにした。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
誰が体のない、形のない、感情のない、個性のない霊といふものなんぞが、灝気かうきの中を飛び廻つてゐるのを、なんの用に立てるものか。それはどつちにしても恐怖はやはり存在する。