瀲漪さゞなみ)” の例文
白帆の影は長く水に引いてこちらの岸近くまで屆かうとして瀲漪さゞなみに碎かれて居る。余は瓜の甘い汁を啜りながら白帆を見る。汁は口のうちで十分に啜つて種を足もとの草村へ吐き出した。
白甜瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)