漁獲すなどり)” の例文
廟の下手は湖水に漁獲すなどりをする小舟の多くが船がかりするところで、うすら寒い秋の夜などになると、とまのなかから貧しい漁師達が寝そびれた紛れの低い船歌を聞くことがよくある。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)