“浪裏白跳”の読み方と例文
読み方割合
ろうりはくちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいがいはふるえ上がッてしまう。だが、客に化けて乗りこんでいた弟の浪裏白跳ろうりはくちょう張順が「ふざけるな」と啖呵たんかをきッて抵抗しかける。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、浪裏白跳ろうりはくちょうの張順が、その役目を買って出た。——自分の郷里、潯陽江じんようこうのちかい所に、江南随一というはれもの医者が住んでいる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、その晩のこと、細い水路を辿たどり抜けてきた一そうの“忍び舟”がある。捕えてみる、これなん味方の一人、浪裏白跳ろうりはくちょうの張順だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)