法音比丘尼ほうおんびくに)” の例文
走り湯の法音比丘尼ほうおんびくに不犯ふぼん聖尼せいにであるといわれていた。男禁制の森に住んで、そこには近くの伊豆山権現の法師等さえ立ち入れなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
走り湯の法音比丘尼ほうおんびくには、時折、縁に出て来て、声をかけた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)