“泉田筑後”の読み方と例文
読み方割合
いずみだちくご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泉田筑後いずみだちくごに弟子いりさせ、ゆくゆくは、りっぱな棟梁にする気でしたが、好きな笛は肌身をはなさず、この嵐のなかの大活動にも、こしに一管の笛だけは忘れなかったのです。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
泉田筑後いずみだちくごから手にいれた絵図面をたよりに、将軍家光の寝所の外までしのびより、かねて約束の、三枚めの雨戸をそっと押すと、雨戸は音もなくひらいて、まっ黒なうるしの闇が
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)